SSLよりもっと小さいロボットに挑戦
RoboCup SSL(ロボカップサッカー小型ロボットリーグ)では直径18 cmのロボット11台でサッカーを行います。
フィールドサイズは12 m x 9 mです。
これは...とても大きい! Not small size です!
ロボットがもっと小さければ、フィールドがもっと小さければ、
もっと手軽にRoboCup SSLを楽しむことができるのではないでしょうか?
もっと小さいロボットを作ってみました
日本のロボカップSSLチームであるRootsとOP-AmP が、 もっと小さいSSLロボット作りに挑戦しています。
現在の取り組みについて
できるだけRoboCup SSLの資産を流用する という方針で、いくつかルールを設けてロボットを作っています。
ロボットのサイズは直径8 cm、高さ8 cm
ロボットの直径と高さは8 cmです。 まさに手のひらサイズのロボットです。
SSLでおなじみのビジョンマーカも使用します。 もちろんサイズは小さくなります。
マーカの寸法はこちらです。
バッテリに使えるのは乾電池のみ
安全のため、ロボットのバッテリには乾電池のみを使用します。
ロボットのバッテリには、Li-PoやLi-Feなどのパワフルなものがよく使用されます。 これらのバッテリは、大きなエネルギーを持つ反面、取り扱いに注意が必要です。
もっと手軽にRoboCup SSLを楽しむために、比較的安全に使える乾電池を使用します。
テーブルサッカー用のボールを使用する
できるだけRoboCup SSLの資産を流用するためには、オレンジ色の小さいボールが必要です。
そこで、テーブルサッカー(FoosBall)で使用されるボールを選びました。 直径は約3.2 cmです。
RootsはPerfeclanが販売しているボールを使用しています。
ビジョンシステムにはRoboCup SSL公式のソフトウェアを使用する
RoboCup SSL公式が提供するSSL-Vision を使用して、ロボットとボールの位置を検出します。
ロボットのスペック
Rootsが製作したロボットのスペックは以下の通りです。
2024年版のロボットスペック
項目 | スペック |
---|---|
バッテリ | Panasonic eneloop BK-3MCD x2 |
モータ | タミヤ FA-130 |
ホイール | 自作3Dプリント製オムニホイール x3 |
ギア比 | 1:33.3 |
キッカー | ラックアンドピニオンとバネ(未完成) |
ドリブラー | 3Dプリント製ローラー(未完成) |
メインマイコン | M5Stamp S3 |
PCとの通信 | 2.4 GHz Wi-Fi |
2024年版のロボット画像